2017年3月13日(月)



 いま、昼の3時です。朝は09時過ぎに起きた。しばらくランブトリ通り(「ランブティ」ぐらいに発音しないとわかりづらいみたい)の自分のホテルの周りで過ごしたから、今日はバンコク市の中心部、パヤタイ駅近くまでタクシーで戻ってみた(大体100バーツぐらいを目安にするといいみたい)。いわゆる「都会」だよね。なにぶん暑いし、実際歩いてみると、観光案内書の地図で想像していたよりもかなり広いから、あちこちの市場とか寺院とか公園とかを気楽に飛び歩くというようなことは、案外できない。それと、やっぱり国際化していて、「市場」というのは要するにショッピンッグ街で、ハンドバッグとかスカートとか、靴とか、アクセサリーのたぐい、そういうものを買い込むには適しているが、買い物が目的でなければ、いちおう寄ってみる程度でよかった。

 昼飯は麺類だったんだけど、ゆでた細い麺のうえにチキンのグリーンカレーがかかっているもので、たった40バーツ。「アロイ!」と言ったら通じた(笑)

 有料トイレというのに入った。体格のいい女性がしきりに「ワン!ワン!」と言っている。「ONE」ではなかろうと思ったから、小銭をジャラジャラだして机の上に並べたら、1バーツ硬貨を2枚拾って、あとは返してくれた。どういうコミュニケーションだったんだろう(笑)こういうときの係の人の声はややきつい感じがあるが、別に怒っているわけではなく、まあ空港なんかはあまり愛想がないけれど、市内では、こういうちょっと甲高い声が聞こえてもびびらなくていいみたいだよ。

 トイレについては話がふたつある。1.バンコクの洋式トイレに使用済みの紙や生理用ナプキンを流してはいけない。近くに置いてあるごみ箱に捨てる。2.これは昨日、アユタヤ遺跡の、以前は王侯貴族のご遺体が収まっていたらしい暗くて狭い石室に入ってみたら、異臭がした。たぶん、ワット・プララムの石室だったと思う。なんだか知らないが犬のしょんべんのようなにおいで、室内にはハトが飛んでいた。体験したい方はぜひ、アユタヤ遺跡を訪れてください。

 バンコクでは英語はあまり通じない、というより、タイ人の英語は発音がよくわからないことが多い、と言ったほうが当たってます。それから、日本で売ってるバンコク市内の地図ですが、確実に作ってあるんだろうとは思うけど、実際の地理とちょっと違う。あんまり違わないような気もするけど、微妙なところで違っているようだ。

 今夜の夕食はシーフード・ヌードル・スープだったんですが、それでじっさい旨かったんですが、薬味を入れすぎて、薬味が鼻にまわって派手にくしゃみ・鼻水・涙をやっていたら、近くのご婦人や、店のおじさんが「Are you all right?」と励ましに来てくれた。優しいなあ。旨かったから文句はないよ。この店の隣のレストランには一昨日入って、店のおねえさんが顔を覚えていてくれて、目が合った、それがきっかけで、フライド・ポテトでビールを軽く飲みなおしました(しかし、このおねえさんに「You are kind.」と言っても通じなかった。英語苦手なのかね、それとも、しらを切ってるのかね)。ヌードル・スープとビールが210バーツ、飲みなおしは120バーツ、トータル330バーツ。今日、ホテルで作曲したからさー、まあお祝いだと思っていいんじゃない?




3月14日(火)

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