韓国旅行記 ソウル スウォン 2010年3月

 3月20日(土)

 9時起床。

 午前中はかなりの雨で、風も強かった。3000ウォンの傘を買う。

 ロッテ百貨店はシティーホール駅から歩いてすぐのところにある。馬鹿でかい建物で、食料品や衣服、家具そのほか、インターナショナルな感覚で生活必需品を売っている。今日はここにあるCD屋さんを見に来たんですが、8階に、申し訳程度にコーナーが設けてあるだけだ。本当に、本屋とCD屋が見当たらない。日本で買った旅行ガイドに「韓国はカード社会です」と書いてあったが、カードはなくても不自由しません。ショッピングのために来るのならカードは便利だ。ただ、そもそも「韓国は物価が安い国」だという思い込みは変なんじゃないかと思う。それはともかく、ロッテ百貨店の中で、また迷う。出口がわからん。広いですよ。

 タプコル公園です。インサドン通りの入り口に隣り合っています。

 昼食はお粥を食べました。店の入り口に品書きが出ていて、韓国語と日本語と英語の説明が書いてあるのだが、口でどう言えば通じるのかがわからない。紙にペンでハングル文字を書き写して、手に持ってレストランに入った。これで通じました。松の実が入ったお粥、8000ウォン。蕎麦掻をもっと柔らかくしたような白いクリーム状の食品が丼にいっぱい!松の実が2つ載っている。表面をスプーンで右端から左のほうへ集めて、すくって食べるんですよと、店員さんが実演してくれた。それまでかき回して食べていたのは、恥のかき捨てだったかなあ?「梅茶です」と日本語で言って持ってきてくれた褐色の飲み物が、うっとりするような甘い味で、また旨いです。

 これです。そのときお店の人に見せたメモ。ハングルを書きなれていないので写すのが大変です。

 毎日午後2時から、韓国の伝統音楽が聴ける劇場があることがわかったが、街外れまで30分以上歩かなければならないらしい。そういうわけで、今回はコンサートやライヴを観るタイミングを逸したが、まあ次の機会にまわしましょう。

 日本から持って来て正解だったのはトランジスタ・ラジオです。FM放送で、深夜、女性タレントの静かでセクシーな囁きに耳をくすぐられながら、いつの間にか寝ていました。もちろん韓国語だから、何を言っているのかはわからないが。

 明日の朝早くに日本に向かうので、今日はお土産などを買って、夕食を早めに済ませ、早く寝ることにした。昨日と同じ店で、餃子が入ったカルグッス。6000ウォン。やっぱりおいしいですね。今回の旅行で、ビビンパを食べなかった。日ごろの食生活の延長でそうなったんですが、1人だと、ビビンパというイメージがわいてこないんです。

 観光土産に売っているのは食べ物のほかに、魔よけの仮面とか、いろいろなアクセサリーがあるが、とても目立つのが金属で出来た鈴で、これをいくつか買った。涼しい音がする。日本の風鈴のようだ。店の男の人が、どうぞ、と差し出したのを見たら、小さな鈴がついたキーホルダーで、うれしく頂戴した。



3月21日(日)

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